耳の病気

2016.01.19 Tuesday
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    JUGEMテーマ:わんこ

    ヽ絢炎(がいじえん)


    とにかく痒がって耳を振ったり、耳の部分を後ろ足でひっかいたり、壁にこすりつけたりします。
    ひどくなると痛みが伴ってくるので、耳のまわりを触るだけでも嫌がるようになります。
    悪臭のする黄色や茶褐色の耳あかが外耳道にたまって拭き取っても拭き取っても出てきます。
    ひどくなってくると炎症が耳介のほうまで進んでしまって赤く腫れて熱をもち、ただれてきます。
    放っておくと炎症が中へ中へと進行して、中耳炎や内耳炎になっていきます。

    鼓膜と耳の入り口の間、外耳道で炎症が起きるのが外耳炎です。
    炎症が起きるほとんどの原因は耳垢です。
    耳垢自体が外耳 道を刺激したり、耳垢に細菌がついて繁殖したりして炎症を起こします。
    マラセチアという真菌感染やブドウ球菌による感染がほとんどです。
    ほかにダニ(耳介癬)やアレルギー、ホルモンの異常、水、シャンプー、また昆虫などの異物が原因になることもあります。
    キレイに洗って拭き取ってあげましょう。

    耳の垂れた犬、耳道に毛の多い犬、脂漏(しろう)体質の犬やアレルギー体質の犬にかかりやすいです。
    多発する犬種にはコッカースパニエル、ラブラドールレトリバー、シーズー、ビーグルなどがあげられます。
    通気が悪く、細菌などが繁殖しやすいという訳です。

    【治療】
    耳だれや臭いが特にしない場合は、清潔な綿棒で耳の中をきれいに掃除してあげましょう。
    耳だれがあったり臭いがある場合は、細菌感染が考えられるので、抗生物質による治療が必要です。

    【予防】
    定期的な耳掃除が有効です。
    外耳道に毛がはえていたらピンセットなどで抜いて、お湯やオイルで湿らした綿棒で丁寧に掃除してあげるようにしましょう。
    掃除する時に、必ず耳の中に異常がないかチェックするようにしましょう。
    ただし、あまりに頻繁に掃除をすると逆効果になることもあります。
    目安としては、10日間から2週間に1回程度がおすすめです。


    ⊆血腫(じけっしゅ)


    耳介は、皮膚と耳介軟骨(じかいなんこつ)により構成され、耳介軟骨には多数の洞(穴)があって無数の血管が耳介の内外側(凹状面・凸状面)を貫通しています。
    耳血腫は物理的刺激その他の原因によって、これら耳介に分布する血管が破壊されて内出血をおこしたために生じる疾患です。
    耳介内部に血液や血液を大量に含んだ液体が貯留するため、耳介はふくれあがります。
    この状態はいわば耳介におこった血腫であり、耳血腫を耳介血腫とも言います。

    【症状】
    耳介の内側が異常にふくれあがって、熱をもちます。
    その部分には炎症性の微候はほとんどの場合認められません。
    自然治瘉する例もまれにありますが、疼痛を訴え首を傾けたり、耳介を気にし首を振る、耳を頻繁にひっかくなどの症状を示すこともあります。

    原因は現在、正確には知られていませんが、耳介やその周囲また外耳道などの急性あるいは慢性の炎症、外部寄生虫、異物または腫瘍、ポリープその他が誘因となります。
    これらの誘因のために犬は頭部を激しくふったり、耳をひっかいたりします。
    この結果おこる耳介に対する打撲や摩擦のため、本症が発生する場合が多いです。
    しかしながら、原因が全く不明の例やアトピー性疾患、食餌アレルギーの再発をくりかえす犬での発生が認められ、免疫系の関与(自己免疫性疾患)も推測されています。耳血腫は従来、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリーバー、ビーグル、マスティフ系の犬種のような耳の立っていない犬に多いといわれてきましたが、日本犬やその他のいわゆる「立ち耳」の犬種でも発生します。


    C羲炎(ちゅうじえん)


    痛みを伴うのが特徴です。中耳は耳の根元あたりなので、そのあたりを触ると痛がります。
    元気・食欲がなくなったり、発熱する場合もあります。耳を触られるのを嫌がるでしょう。
    重症になると、化膿した膿が鼓膜を破ってしまうこともあります。
    鼓膜が破れると、呼んでも返事をしなくなるなど、耳が聞こえにくくなります。

    外耳炎がひどくなって中耳に炎症が起こる場合がほとんどです。
    ほかに、アレルギーや外傷によって鼓膜が破れてしまったり、鼻やのどからの炎症が中耳に及ぶこともあります。
    耳の奥なので、外見で判断が難しい病気です。

    【治療】
    外耳炎が原因の場合は、まず外耳炎の治療を行います。
    抗生物質を投与したり、薬液で洗浄するのも効果的です。

    【予防】
    外耳炎にならないことが一番です。定期的な耳掃除が大切です。
    また、シャンプーの時に耳の中に水が入らないように注意しましょう。


    て蘯炎(ないじえん)


    内耳に炎症がおこった状態です。
    内耳は耳の一番奥に位置していて、聴覚の働きをもつと体の平行を保つ前庭神経があります。
    炎症によってその部分がおかされてしまうと、難聴になってしまい声をかけても反応しなくなります。
    ほとんどの場合は原因はよく分からないそうです。
    しかし、外耳炎が慢性化したり耳の打撲などが原因になることもあります。

    【症状】
    内耳のどの部分に炎症が起きているかで、症状も違ってきます。
    蝸牛神経に炎症が達すると、難聴になったり、前庭神経に炎症が起きると平衡感覚がなくなってまっすぐ歩けなくなったりもします。
    外耳炎がひどくなった場合や耳の打撲が原因になることがありますが、原因不明の場合が多いです。

    【治療】
    難聴には残念ながらこれといった治療法がありません。
    前庭神経の障害は、副腎皮質ホルモンやビタミンB1を与えるとよくなります。


    ト邯性外耳炎(ひこうせいがいじえん)

    耳の皮膚がどんどん厚くなっていく病気です。
    痒みが非常に強いです。
    放っておくと耳の穴がふさがってしまうこともあります。
    慢性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、ノミアレルギーなどが原因です。


    耳疥癬(みみかいせん)


    ダニが寄生すると耳の中に黒っぽい悪臭がする耳垢がたまります。
    耳垢を綿棒などで取って黒い紙の上に置いてみると、白っぽいダニが動き回っているのがわかるはずです。
    また、激しい痒みが特徴です。
    耳垢をや分泌物食べる体長0.5mm程度のミミヒゼンダニというダニが、外耳道の皮膚表面にに寄生し、繁殖して起きる病気です。人にもうつりますので気をつけましょう。

    【治療】
    耳垢をきれいに取り、ミミヒゼンダニを専用の殺虫剤で駆除します。
    しかしここで駆除できるのは成虫のみで卵は駆除できません。
    卵からふ化するまで3週間かかるので、1週間に1回程度連続して駆除するようにしましょう。


    Ъの腫瘍(みみのしゅよう)

    耳の中にイボのような腫瘍がたくさんできます。
    まだ小さな腫瘍の時には症状が現れませんが、大きくなるにつれて炎症をおこして化膿したり出血や分泌液が出ることもあり、ひどくなると耳の穴をふさいでしまうこともあります。
    耳の中にある汗腺のアポクリン腺というのが腫瘍化するためにおこります。
    特に中・高齢の犬に発生しやすいものです。

     



    鼻の病気

    2016.01.19 Tuesday
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      |瀁疹鼻覆舛のうしょう)

      慢性的な鼻水によっていつも鼻をぐじゅぐじゅいわせています。
      鼻腔に膿がたまったり粘膜がただれてしまうことで嗅覚がにぶってしまいます。
      そのために食欲がなくなっていき、動きも鈍くなってしまいます。
      副鼻腔炎が進行したり慢性化したためにおこります。


      鼻炎(びえん)

      くしゃみがでて水っぽい鼻水や粘り気の強い鼻水が出てきます。
      粘り気の強い鼻水がしょっちゅう出ているとわんこはそれが気になって鼻をさわったりこすりつけたりします。
      ひどくなると膿のような鼻水が出ることもあります。
      細菌やウイルス、真菌が原因で放っておくと慢性の鼻炎になってしまいます。
      その他に鼻腔内部の腫瘍や鼻のまわりの外傷、また歯周病などが原因でなることもあります。


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      急にたくさんの鼻血が出るものと、少しの鼻血が何日も続くものと原因によっていろんなタイプがあります。
      それによって治療も変わってきますが飼い主さんは症状(出血の量やどれくらいの時間続いたのかなど)をよく観察してあげましょう。
      くしゃみや咳、痛みを伴う場合もあります。
      鼻血が原因で鼻腔がつまって口を開けて呼吸することもあります。
      鼻血が出たときには少量であれば安静にしていれば自然に止まります。
      わんこの鼻は奥が深いので人間と同じようにティッシュや脱脂綿などを詰めるのはとっても危険です。
      しばらく様子を見ても出血が止まらない場合は至急獣医さんに行きましょう。
      そのときには出血の量や出血した時間などをきちんと説明しましょう。
      鼻腔に原因がある場合は、鼻粘膜の腫瘍や鼻のまわりの打撲、異物が混入してしまった場合などによります。
      また、老犬になると歯槽膿漏を放っておいたがために歯根部の化膿が悪化して鼻腔にまで広がってしまい鼻血の原因になることもあります。
      そのほかに、感染症や中毒、血液の病気などが原因になることもあります。


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      鼻の中の粘膜に腫瘍ができてしまったために鼻水が出て、しょっちゅうくしゃみが出ます。
      ひどくなると膿のような鼻水や鼻血が出てきます。
      腫瘍(がん)の原因ははっきりとは分かっていません。
      おかしいと思ったらすぐに獣医さんへ行きましょう。


      ド鼻腔炎(ふくびくうえん)

      粘り気のある鼻水がしょっちゅう出ていて、そのために呼吸をするとズーズーという音がしてくしゃみも出ます。
      鼻を痛がったり鼻の上が膨らんできたりします。
      また、結膜炎を併発して涙や目やにが出ることもあるそうです。
      副鼻腔は頭蓋骨(とうがいこつ)の骨洞で鼻腔に連絡しています。
      この副鼻腔に炎症がおきると分泌液が貯留して細菌が増殖します。
      犬では上顎(じょうがく)第4~5前臼歯の歯槽骨膜炎などから上顎胴炎を生じることが多いです。
      鼻炎を放っておいたために炎症が鼻の奥にある副鼻腔まで広がってしまったためにおこります。
      これよりもひどくなってしまうと蓄膿症になってしまいます。
      症状は、くしゃみ、鼻汁の分泌、鼻出血などで副鼻腔内の腫瘍によって二次的におこることもあります。


       


      口内の病気

      2016.01.19 Tuesday
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        JUGEMテーマ:わんこ

        仝腔腫瘍(こうこうしゅよう)


        口腔内に発生する腫瘍は、良性(線維腫、繊維性肉芽腫、エナメル芽腫)、悪性(偏平上皮がん、黒色腫、血管肉腫など)を問わず、犬ではよく認められています。
        その発生頻度は、犬の全腫瘍の4~6%と低いですが、年をとるに伴って悪性腫瘍(がん)の発生が増加する傾向にあります。口腔腫瘍は舌、歯肉、口蓋、頬部(きょうぶ)粘膜などに発生して、手遅れになることが多いのです。
        そのため、飼い主自身あるいは獣医師によって定期的に口腔の検査をすることが必要です。
        悪性腫瘍は移転しやすく、手術によって広範囲に切除しても再発率が高いため、予後はきわめて悪いです。

        【症状】
        発生の初期で小さければほとんど症状は認められません。
        しかし、進行して腫瘍が大きくなって成長したり、腫瘍塊が自壊したり、細菌感染がおきると、痛み、嚥下困難などの症状が認められて、食物を摂取しにくくなり体重減少がみられることもあります。
        また、悪性腫瘍が骨や軟部組織へ浸潤すると骨破壊や軟部組織の腫脹により顔の形が変形してしまうこともあります。
        さらに、悪性腫瘍では腫瘍が下顎や頸部のリンパ節へ移転し、しこりとして触知されることもあります。
        口の中にしこりができるのが特徴です。
        口臭やよだれが多い、口からの出血といった症状を示すこともあります。
        歯茎や舌、口の粘膜などにできる腫瘍です。
        良性の腫瘍にはエプリス、乳頭腫、骨腫などがあり、悪性の腫瘍には、悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などがあります。

        【原因】
        原因は明らかではありませんが、歯周病との関係性が強く示唆されます。
        口腔腫瘍が、吻側(ふんそく)の歯肉や、舌に発生したものは飼い主によって比較的早期に発見されますが、硬口蓋(こうこうがい)、咽頭に近い部分では進行して症状が現れないかぎり見過ごされることが多いようです。
        そのため、定期的に口腔内の状態を観察する習慣をつけることが必要です。
        ミニチュアやトイグループなどの小型犬は歯周病にかかりやすいので、口内腫瘍の発生する確率が高いという報告があります。

        【治療】
        口腔の腫瘍は、顎の骨に転移していることが多いので、手術をして、顎の骨ごと腫瘍を切除します。
        歯石を除去する時にみつかることが多いので、定期的に動物病院で歯石の除去とチェックをしてもらいましょう。小さい時から歯を磨く習慣をつけていれば、家庭でのチェックも可能です。
        治療は、基本的な外科的切除です。
        良性のものは切除は比較的容易ですが、悪性のものでは切除範囲を広く取る必要があります。
        とくに、進行した悪性腫瘍では腫瘍の周囲の正常組織を含んで広範囲に切除する必要があるため術後に顔の形が変わってしまうことになります。
        しかし、犬はそのような手術に対してもよく耐えてくれます。
        術後も早いうちに餌を食べられるようになります。
        但し、悪性腫瘍では広範囲に切除しても、局所的な再発や肺などへ転移する率が極めて高く予後は悪いです。


        口唇炎(こうしんえん)


        唇から不快な臭いがして、痛いので、自分の顔を隠すようにして、足でしきりに唇をひっかきます。
        患部は脱毛することが多く、痛いだけでなく痒みを伴うこともあります。
        口唇炎は、犬にだけ見られる唇に炎症が起きる病気です。原因は物理的原因が多く、唇にケガをしてそこから細菌感染することや、植物の種子に触れたりすることで発症します。プラスチックの食器によるアレルギーなどで唇に炎症を起こすことや、唇に生えている毛の根元が化膿して、そこから細菌が入って腫れることもあります。

        【治療】
        刺激の原因となる物質を取り除いたら、あとは清潔が第一です。
        食餌の後は、口の周りをいつも清潔にしておきましょう。
        特にしわの多い犬種は、しわの部分の中もぬれたタオルなどできれいに拭いてあげるようにしましょう。
        口唇炎になってしまったら、抗生物質を投与したり、抗菌石鹸で患部をきれいに洗浄します。
        一にも二にも清潔を心がけましょう。


        8内炎(こうないえん)


        口の中の粘膜の炎症です。
        原因としては、化学薬品、やけどなどによる刺激、食餌の固いものや骨などが口の中を傷つける場合、細菌、ウイルス、真菌などの感染で起きることがあります。
        健康な犬であれば自然に治ります。
        また、糖尿病や、ビタミン欠乏症、腎臓病(尿毒症)、消化器系の病気など、全身的な病気の影響で、炎症も赤い発疹状、水ぶくれのような水泡状、薄い膜を伴う潰瘍性のあるものなどいろいろです。
        ジステンバーなどの症状のひとつとして口内炎になることもあるので、口内炎ができたらよく観察するようにしましょう

        【症状】
        痛みのために、空腹にもかかわらず食餌を食べる量が減ってきます。
        口臭も強くなってくることが多く、前足で口の周りをさわったり、ひっかくようにします。
        よだれ(流涎)が出るほか、出血することもあります。
        重症になると発熱することもあります。
        そっと口を開けて見ると、患部が赤く腫れたり爛れたりしています。

        【治療・予防】
        炎症を起こしている場合は抗生物質を投与します。
        直接患部に抗生物質の軟膏を塗るのも効果があります。
        またビタミン不足が考えられる場合は、ビタミン剤を与えます。
        口の中が痛いので、食餌は柔らかいものを食べさせてあげましょう。
        口の中を清潔にするためにも、歯磨きを必ず行ってください。


        せ根膿瘍(しこんのうよう)

        口臭がきつい、異常なよだれ、食欲がない、熱があるなどの症状がでます。
        また、顔がふくれたようになったり硬いものを噛まないなどの症状も見られます。
        ほとんどは歯根部分が細菌感染したために、膿が溜まるのが原因です。


        セ周病(ししゅうびょう)


        初期は、歯肉が腫れてきたり出血したりしますが、初期の段階では見つけにくいです。
        「口臭が強い」「歯が縦長になった」「歯の色が茶色になった」など明らかな変化に気づいた時には、重症になっている場合がほとんどです。
        歯がぐらぐらになって抜け落ち、硬いものが食べられなくなります。
        歯の病気と思って軽く考えると細菌が全身に回って、他の病気をひき起こすこともあります。

        食生活の変化や、高齢化により、歯周病が急激に増えています。
        犬では虫歯の発生はきわめて少ないですが、歯を支える歯周組織の病気は人と同じかそれ以上に多いようです。
        歯周病とは、歯の周辺にある歯肉に炎症が起きる病気です。
        歯肉炎と歯根膜(しこんまく)や歯槽骨(しそうこつ)にまで炎症の及んだ歯周炎をあわせてよびます。
        歯垢がたまって発生します。歯垢は最初は柔らかいのですが、固い歯石になって歯と歯肉の間にすきま(ポケット)をつくり、そこに細菌が住みつき増殖します。
        ここに膿がたまると歯槽膿漏になります。
        一般家庭で飼育されている犬の8割は歯周病にかかっているといわれています。

        【治療・予防】
        初期の段階では、歯垢や歯石を取り除いて清潔にしておけば、自然に回復します。
        進行したものでは外科的な処置が必要となります。
        歯槽骨が強く侵されて歯の動揺がひどくなった場合は抜歯します。
        膿などがある場合は、それを取り除いて抗生物質を与えます。
        歯周病はむし歯と同じで、日頃のチェックと予防が肝心です。
        子犬の時から歯ブラシでみがく習慣をつける事が大切です。
        歯磨きに加え、一年に一度は獣医師に歯石を取ってもらうようにしましょう。
        軟らかい餌を与えられている犬はドライフードを与えられているものより歯垢の蓄積は早いといわれています。


        歯石(しせき)

        口臭がきついと、犬は食欲がなくなります。
        食べ物のかすが歯にたまって、唾液の中のカルシウム分などが歯の表面に沈着するものです。
        歯石は細菌のたまり場で歯肉炎や歯周炎、歯槽膿漏、また心臓の弁膜症などさまざまな病気の原因になってしまいます。


        Щ槽膿漏・歯周炎(しそうのうろう・ししゅうえん)

        歯肉から膿が出るために口臭がきつくなって出血してしまうこともあります。
        もっと進行してしまうと歯根部が露出してしまって歯がぐらぐらします。
        歯肉炎が進行してしまったためになります。ほとんどは歯石の中の細菌による感染ですが、口の中を傷つけた事が原因になる事もあります。
        長い間放っておくと腎臓の機能にも影響を与えることもあるので気づいたら獣医さんに治療してもらいましょう。


        ┿肉炎(しにくえん)

        歯肉が赤くなって腫れてしまってよだれがひどく出て、口臭もきつくなります。
        症状が進行すると、歯がぐらぐらしてきてやがて抜けてしまいます。
        口の中の細菌や歯石、歯の噛み合わせ、食べ物の内容などが原因になります。
        これも放っておくと、腎臓の機能に影響を与えます。


        舌炎(ぜつえん)

        舌が炎症をおこして赤く腫れます。また、白い潰瘍があればよだれを流したり、きつい口臭がします。
        食べ物で舌がしみてしまうので食欲が落ちたり痛がって口の周りや顔などをひっかくようにしたりします。
        歯の病気や外傷、歯にはさまった異物による刺激、また電気コードを噛んでやけどから発症することもあります。
        そのほかレプトスピラ症などの感染症が原因の場合もあります。


        扁桃炎(へんとうえん)

        喉の奥の扁桃という部分が赤く腫れたり白っぽい膜におおわれます。
        食べ物を飲みこみにくくなるために吐き出したりして食欲不振になったりします。
        発熱することもあり、犬は口を開けたりすることを嫌がります。
        ウイルスの感染や異物の刺激などによって腫れてきます。
        咳や嘔吐などによって二次的に腫れたりする場合もあります。


        むし歯(むしば)


        歯の色が茶色から黒くなったり、穴があいたりします。
        最もむし歯になりやすいのは、歯肉の上の部分や、食べ物のカスがたまりやすい上下の噛み合わせの部分です。
        ひどくなると口臭が強くなったり、痛みで食餌ができなくなることがあります。

        これまで犬は、甘いものも食べないためむし歯にかからないと思われていました。
        確かになりにくいのですが、最近むし歯になる犬が増えています。
        食生活の変化や、高齢化が原因として考えられます。
        口の中で、食べ物のかすや細菌などが、唾液によって粘着性のある物体になり、それが歯について、歯垢(プラーク)をつくります。
        歯垢の中にある細菌の働きでつくられた有機酸によって、歯の表面のエナメル質が溶け、穴があき、奥へ奥へ(歯髄部)とむし歯は進行します。
        見た目でわからない場合でも、レントゲンで撮影するとはっきりと診断できます。

        【治療】
        むし歯になっているところを削り取り、そのあとを充填して治します。
        むし歯は、初期の段階で飼い主が気づかないことが多いので、病院にきた時には既に抜歯しなければならないほど悪くなっているケースもよくあります。早期発見を心がけましょう。

        【予防】
        定期的に歯科検診を受けることです。また、日頃からむし歯になりやすい所を中心に、歯磨きをしてください。
        また、歯垢を取り除くために、固い食餌を与えたり、ガムなどの固いものをかませるようにしましょう。

         



        消化器の病気(肝臓の病気、下痢を含む)

        2016.01.19 Tuesday
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          ^瀋掾隋覆いいよう)

          たびたび嘔吐します。
          吐いたものには、血が混ざっている(吐血)ので茶色・コーヒー色になります。
          便の中に血が混ざっている時もあります。
          胃潰瘍の時は茶色の嘔吐物ですが、真っ赤な嘔吐物(喀血)の場合は肺から出血している可能性もあるので、吐いたものの色を、よく注意してみるようにしましょう。
          ひどくなると、胃に穴が開いて死亡することもあります。

          一般的には環境の変化や外傷、気温などによるストレス、心臓疾患、尿毒症、腫瘍、胃内に入ってしまった異物による物理的刺激などでおこります。
          とくに、尿毒症(腎不全)、細菌感染症、皮膚などの肥満細胞腫では、胃液分泌が亢進するために高い確率で胃潰瘍が発生します。

          【治療】
          原因となる腫瘍を切除して治します。
          軽傷の場合は、胃酸を抑制するための、制酸薬、H2ブロッカーを投与します。
          重症の場合は、潰瘍部分を取り除く手術を行います。

          胃拡張
          胃拡張の症状は腹痛があり、よだれ、嘔吐、げっぷ、お水を大量に飲んだりします。
          捻転を伴った場合には、食道と幽門がふさがってしまいガスがたまって胃が異常に膨らんでしまいます。
          吐き気をもよおす状態が続くものの、ふさがっているために吐けず努力性呼吸、チアノーゼ、脈圧が低下するなどのショック症状をおこします。
          そのまま放っておくと、数時間で死亡してしまいます。
          急性的に胃が大きく膨らんでしまったためにおこります。


          0瀁嬰勝覆い佑鵑討鵝

          おなかが膨れた感じになり、呼吸が苦しそうになります。
          また、よだれの量が増えてきます。
          いつもと違う様子でうろうろ歩いたり、おなかの部分を触ると痛がったりして、吐こうとしているが吐けない状態が続きます。

          胃内のガスが発酵して、拡張してしまった胃がねじれる状態が胃捻転です。
          胃捻転の原因は、食餌をすごいスピードで食べて、大量の水を飲むことで起きやすくなります。
          食欲旺盛な犬や育ち盛りの子犬、グレート・デンやスタンダード・プードル、ボクサー、秋田犬、ジャーマンシェパードドッグ、セントバーナード、ドーベルマンなどの大型犬・超大型犬に起こりやすい病気です。

          【治療】
          すぐに動物病院へ連れていってください。
          胃捻転であれば、一刻も早い手術が必要です。

          【予防】
          食餌の量は一定にして、1日2.3回に分けて与えましょう。
          新鮮な水を常に置いておき、一気にガブ飲みさせないようにしましょう。
          また、食べてすぐの運動は避けましょう。

          ぅΕぅ襯垢砲茲覯捨 覆Δい襪垢砲茲襪欧蝓
          ウイルスが胃腸に感染してウイルス性胃腸炎をおこすと、出血を伴う下痢が発現します。
          下痢以外に食欲廃絶、嘔吐、腹痛、発熱、脱水などを合併します。

          ゲ餘▲悒襯縫◆覆┐い鵑悗襪砲◆
          去勢をしていない高齢のオスに多くみられます。
          排便障害や排尿障害があり、排便困難による慢性の便秘や、肛門の外側が腫れてしまいます。
          ひどいときには、死に至ることもあります。
          前立腺肥大やホルモンのバランスが悪くなることによって、便が出にくくなってしまい、力んで便をするようになります。
          そのために、大腸が会陰部(肛門と陰嚢の間)からヘルニアをおこしてしまって、腹部組織が突出してふくらんでしまうものです。直腸憩室を併発している場合が多いです。
          排便のために接続的な怒責を認めますが、直腸憩室のために正常な排便ができず、少量の軟便または水様便を少量排出するだけのことが多いです。
          外見上、肛門の脇が大きく膨隆していますが、手指で押しても痛がることは少なく腹腔側へ収まります。
          膀胱が脱出し、尿道が屈曲して閉塞すると尿閉をおこします。
          遺伝性およびホルモンのアンバランスが原因として考えられていますが不明な部分が多いようです。
          いずれにしても、雄に多く男性ホルモンであるアンドロゲンの上昇が関与します。
          一般に5.6歳齢以上の雄犬に多く発生して、雌ではまれです。

          Υ留蝓覆んえん)

          急性肝炎になると肝臓の機能が障害されるために、食欲不振や嘔吐、下痢がみられます。
          また、胆管細胞が障害されてしまうと目や口の中、体に黄疸が出ます。
          黄疸が出るようになったら病気はかなり進行している状態です。
          慢性肝炎では、元気がなくなったり食欲不振などがみられますが、特有の症状はありません。
          急性肝炎は、犬アデノウイルス型などのウイルスやレプトスピラ、サルモネラなどの細菌、クリプトコッカスなどの真菌、トキソプラズマなどの原虫、犬糸状虫などの寄生虫の感染による感染性肝炎と重金属などの化学物質、麻酔薬、カビ毒などの生物学的物質による中毒性肝炎に分けられます。
          慢性肝炎は急性肝炎から継発するものが少なくありませんが、原因が分からない事も多いものです。

          【治療】
          まず、原因を取り除くことです。
          中毒なら、化学物質を中和したりして解毒させます。
          薬の投与は止めます。
          細菌やウイルスが原因の場合は、抗生物質などで原因菌を退治します。
          肝炎の治療としては、まず、安静と食餌が基本です。
          薬物治療としては、肝臓の細胞を強くするビタミン剤、たんぱく質などを投与します。

          Т旅妬僉覆んこうへん)
          初期では元気がなかったり、食欲がない、下痢や便秘などの症状があります。
          病気が進行してくると食欲廃絶、痛みや黄疸、腹水などの症状があらわれて、死亡することもあります。
          肝臓に繊維組織が増えて硬くなってしまいます。
          そのために肝細胞がゆっくりと壊れていって肝機能が低下します。
          フィラリア症の末期にもみられます。

          ┫梁,ん(かんぞうがん)
          肝細胞から発生する肝細胞がんは、肝硬変の肝臓に認められることがしばしばあります。
          また、肝内胆管上皮から発生する胆管がんも知られています。
          いずれも腎臓、脾臓、リンパ節などの肝外転移がおこりやすいです。

          寄生虫による下痢(きせいちゅうによるげり)
          便の色調が変化ことはあまりありませんが寄生虫種によっては血液ないし粘血が混じることがあります。
          寄生が長びくと下痢が長期にわたり栄養状態が悪化するので糞便検査が必要です。

          吸収不良性症候群(きゅうしゅうふりょうせいしょうこうぐん)
          各種の栄養素の消化吸収障害のため、慢性的な下痢、体重減少、貧血などの低栄養状態を示す病態をいいます。たとえば小麦などに含まれるグルテンが原因で生じる吸収不良、腸炎などが原因の脂肪吸収障害、膵臓疾患による消化酵素分泌障害に由来する消化障害性吸収不良などがあります。
          犬種としてはジャーマンシェパードに好発するといわれています。

          急性胃炎(きゅうせいいえん)

          痛みのために腹部が緊張して、激しい嘔吐をくりかえすのが特徴です。
          水を飲んでも吐く状態が続き脱水症状が起こります。
          時には、嘔吐物の中に、血が混じることもあります。
          吐くものがなくても吐く動作(吐気)をします。

          胃の内側の粘膜が炎症を起こす病気です。
          腐敗した食べ物や、ごみなどの異物、農薬や化学薬品などの毒物が原因で起こります。
          伝染性肝炎やジステンバー、パルボウイルス感染症などの急性の伝染病も原因になります。

          【治療】
          症状によって治療法が異なります。
          嘔吐をくりかえすと体内の水分がなくなり、脱水状態になります。
          ひどい脱水状態になった時は、点滴などで輸液を行います。
          脱水状態が軽度の場合は、絶食をさせて様子をみます。
          異物などによる嘔吐の場合は、異物を取り除くのが先決です。
          いずれにしても、早い治療が大切です。

          急性膵炎(きゅうせいすいえん)
          食欲不振になって、下痢(血様)や嘔吐をします。
          下痢便はかなり臭いがきつく、血が混ざっていて犬はひどいお腹の痛みで横になることができません。
          ひどくなるとショック状態になってしまい、死亡することもあります。
          膵液の働きが活発になるために、膵臓自体が消化されてしまう病気です。
          含有量の多い食事を摂取している肥満の中年齢層の犬に多く発症します。

          巨大結腸症(きょだいけっちょうしょう)
          水様便や泥状便を少量ずつ排泄しますが、慢性の便秘が続くために結腸が極端に拡張して、お腹が異常に膨らみます。腹圧が高くなければ、触診で硬いうんちを確認できるそうです。
          一般的には、食欲の低下、倦怠感、便秘に伴う中毒症状(嘔吐など)がみられます。
          経過に伴って削痩します。
          先天性では、結腸の神経節の分布が先天的に欠如しているために、結腸に糞がたまると異常に拡張してしまいます。後天性では、便秘をおこしやすい食事をたくさんあげたり、ストレスを与えてしまう環境、肛門のつまりが原因の排便障害、神経・内分泌・代謝性の病気などが原因でおこります。

          巨大食道症(きょだいしょくどうしょう)
          食道が正常に機能しないために、食べたものをうまく胃まで運ぶ事が出来ない状態です。
          遺伝性のものです。
          この病気の特徴は水や食べ物を飛ばすように吐きます。
          特に注意したいことは、その食べ物の一部が肺に入って吸引性の肺炎をおこすことが多い点です。
          一般の肺炎と同じように、熱が出や咳が出てひどい場合には死亡することもあります。
          何らかの原因によって食道が大きく広がった状態です。
          原因不明の突発性のものと、何らかの病気が原因でおこる場合とがあります。
          離乳直後の子犬が固形物をもどす場合であれば、先天的に心臓血管系の異常があり、食道に食べ物がからみついて通過しにくいという例が多いです。
          またそのほかに食道炎や食道狭窄、食道腫瘍、食道に入った異物などが原因になることもあります。

          肛門周囲婁孔(こうもんしゅういろうこう)

          原因は明確ではありませんが、次のような原因が考えられています。
          肛門周囲の換気が悪く、つねに便などの汚物によって湿潤して非衛生的環境にあると、その部位にある毛包や汗腺炎に細菌感染がおこり皮膚炎がおこります。
          毛嚢炎や汗腺炎が進行して膿瘍が形成されると、慢性経過のうちに皮膚に穴が開き異臭を放つ膿性の液体をつねに排出するようになります。
          この状態を化膿性婁孔と呼びますが婁孔(ろうこう)とは化膿菌毒性によって組織が欠損し、皮膚表面に通じている孔を示します。
          この疾患の場合、婁孔が多数開口し、おのおのがアリの巣のようにつながるようになります。
          その状態がさらに進行すると、婁孔は皮下組織、筋肉へと深部にまでおよび直腸や腹腔にまで達するようになります。

          【症状】
          肛門周囲婁孔の犬は、肛門周囲をしきりになめ、肛門を中心とした会陰部付近から腐敗臭を放つ膿性分泌を認めます。排便困難、便秘をおこし、尻を地面にこすりつけます。
          この疾患が進行すると、発熱、便の失禁、しぶり、下痢、食欲不振、体重減少などの症状を現します。

          発生頻度に性差はないですが、幼若犬および老齢犬にはほとんどみられません。
          ジャーマンシェパードドッグのように尾が太く垂れ下がり、肛門周囲の換気が悪くしめった状態にある犬に発生しやすいです。まれに、セッター、グレート・デン、ラブラドールレトリーバーなどにみられます。


          井衞臟恒蝓覆海Δ發鵑里Δ┐鵝
          軽症では、おしりを地面にこすりつけたり、頻繁に舐めたり、自分のしっぽを追いかけてぐるぐる回ったりする動作をします。ひどくなると,肛門嚢という肛門の両側にある袋状の小さな嚢が腫れて、破れてしまって痛みを生じます。
          さらに細菌に感染してしまうと、化膿したり、膿瘍となり膿や血液を排出します。
          肛門嚢にはにおいのある分泌物をつくって、糞に固有のにおいをつけたり、恐怖や危険を感じた時に排出する犬もいます。炎症などで排出する管がふさがっていると、その肛門嚢の分泌物が異常に濃くなったり、化膿したりします。

           



          消化器の病気(肝臓の病気、下痢を含む)

          2016.01.19 Tuesday
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            JUGEMテーマ:わんこ

            〆拔櫃砲茲覯捨 覆気いんによるげり)

            一般的には下血や粘膜の排泄を認めますが、食欲不振、元気消失、発熱、脱水、嘔吐、腹痛などウイルス性下痢と同様の症状を示します。


            ⊃餌内容の変化による下痢(しょくじないようのへんかによるげり)

            下痢以外の症状はみられませんが腸内にガスがたまることがあります。
            多くは数日で治癒しますが、下痢でしんどそうなときはその食餌をストップして病院へ。


            食道拡張(しょくどうかくちょう)

            この疾患は、おもに食道に分布している神経支配の異常によって食道の筋肉が弛緩し、摂取された食物を胃まで輸送できなくなった状態です。
            したがって、本症は食道狭窄症から二次的におこる食道拡張とは原因が別で予後が悪いです。


            た道狭窄(しょくどうきょうさく)

            食道の外側から圧迫、筋層および粘膜面の瘢痕収縮(内異物による損傷、胃内容の食道への逆流などに起因)、食道壁の腫瘍、異物などによって内腔が狭窄し、食物の通過障害をおこすものです。
            食道に狭窄部が生じると嚥下された食物は狭窄部の前方に貯留するため、日増しにその部分が拡張するようになります。
            食道狭窄症の犬は、狭窄がおこった当初では食後すぐに食べた物を吐出しますが、閉塞部前方の食道拡張を伴うとその部分に食物が一時的に貯留し、吐出するまで時間がかかるようになります。


            タ道内異物(しょくどうないいぶつ)

            異物を誤って飲み込んで食道内に詰まってしまったり、食道壁を損傷した場合には、犬は元気や食欲がなくなってよだれを流し、異物を吐き出そうとします。
            犬は、食事をよく噛まずにある程度の大きさのものは丸のみしてしまうという習性があります。
            ときには、食事と共に出された硬い竹串や鶏の骨や魚骨などが原因になることもあります。
            特に鶏の骨は、豚や牛の骨に比べて断端が鋭利なため、食道壁に突き刺さってしまうこともあります。
            また、普段の生活上でもボールやプラスチック製品なども誤飲の原因になります。


            膵炎による下痢(すいえんによるげり)

            慢性的な下痢のほかに激しい体重減少がみられます。
            食欲は旺盛であるが毛並みは悪く、軽度の貧血もみられます。
            脂肪分を消化できなくなるため、糞便量が非常に多いことも特徴のひとつです。


            х抗以泌不全(すいがいぶんぴつふぜん)

            膵臓に障害があるために、犬は、いくらたくさん食べても太れない病気です。
            食欲が旺盛で、いつもたくさん食べているのにもかかわらず痩せていて、そのうえ大量の糞をします。
            糞は白っぽい色で、くさった油のような臭いがします。
            つまり脂を多く含んだ糞です。まれに、自分の糞を食べてしまう(食糞)犬もいます。
            膵臓の萎縮や慢性肝炎などの影響で、膵臓から消化を行うのに十分な酵素が分泌されないためにおこります。
            そのために犬は消化不良をおこしてまって太れません。
            一般的に大型犬に多い病気です。


            膵石症(すいせきしょう)

            無症状の例も多いですが、一般的には嘔吐、下痢、体重減少など慢性膵炎に伴う症状を示すことが多く、腹部の疼痛の認められることもあります。
            慢性膵炎に認められる膵外分泌小葉間の著しい線維化は、膵液の排出を妨げ、小膵管内に膵液が貯留します。
            この結果、小膵管内で脱落した上皮と膵液中のムコ多糖タンパクから膵石の中心となる核が形成され、ついでこの核にカルシウムが沈着して膵石となります。
            人で認められる遺伝性要因の関与、あるいは上皮機能亢進症に伴う膵石は、犬ではまれとされています。


            胆石症(たんせきしょう)


            胆嚢の中にある結石にもとづく症状は、その形や大きさによって違いますが、症状がないままで経過することが多いです。
            しかし、胆嚢内や総胆管に出来た結石が移動することによって胆道を刺激した場合に、犬は背中を丸めて腹痛を訴えます。
            また、胆道が結石によって詰まってしまい胆汁が十二指腸へ排泄されなくなると、黄疸がおこって目や口腔粘膜などが黄色みをおびてきます。そのほかに、一般的な症状として元気がなくなったり、嘔吐、体重減少などがみられます。
            胆嚢内または総胆管内の結石は外科手術によって摘出可能ですが、胆嚢炎に対する抗生物質療法と低タンパク質食、低コレステロール食を中心とした食餌療法によって結石形成を遅らせることも予防となります。

            肝臓でつくられた胆汁は、肝内胆管から集まって胆嚢に一時的に貯蔵、濃縮されて総胆管を経て、十二指腸に排出される消化液です。この胆汁がうっ滞したり、胆汁の成分が変化して胆管や胆嚢の細菌などによって結晶化した胆汁酸塩やたんぱく質、マグネシウムなどを主成分とした結石ができてしまうというわけです。
            これを胆石といいます。
            この胆石は、いろんな原因によって胆嚢内(胆嚢結石)、総胆管内(総胆管結石)に形成されて、まれに肝臓内の胆管(肝内胆石)にもできる結石で犬は自覚症状を訴えることが少なく、その発生頻度も低いことから発見されにくいのですが、最近の血液化学検査や超音波検査の進歩に伴って、胆石症の発生率は増加しています。
            結石が肝内胆管をはじめとする胆道系を塞いでしまうことで、犬ははじめて症状を訴えます。
            発生は、年齢では2歳齢以上、慢性経過をとることが多いです。


            腸炎(ちょうえん)


            嘔吐、あるいは下痢が特徴です。嘔吐と下痢の両方がある場合もあります。
            水を多量に飲んだり、口臭がひどくなったり、元気がなくなったりしてきます。
            急性、慢性とも症状は酷似してますが、慢性では症状が軽度です。
            腸の中の粘膜が、慢性的に炎症を起こす病気です。
            寄生虫やアレルギーなどいろいろな原因が組み合わさって起こります。
            犬パルボウイルス感染症による急性腸炎は幼齢犬にみられる重篤例で、下痢や嘔吐を伴い白血球数の減少が特徴です。

            【治療】
            粘膜の炎症を抑えるために、ステロイド剤を投与するのが一般的です。
            完治するには時間が必要で、長い場合は半年かかることもあります。
            食餌も気をつけて与えるようにしてください。


            腸重積(ちょうじゅうせき)

            食欲不振、嘔吐、粘血便性のしぶり、腹痛、脱水などの腸閉塞の症状がみられます。
            異常に活発な腸運動の発生が誘因になって生じますが、原因はわかりません。
            子犬の回盲部によく発生します。
            回盲部とは回腸の末端と上行結腸がT字型につながるところで、回腸の末端が結腸の中に突出し、回盲弁をつくり、大腸の内容物が小腸に逆流しない構造の複雑な部分です。


            腸閉塞(ちょうへいそく)


            元気がなくなり、食欲もなくなります。嘔吐する場合もあります。
            腸の詰まり具合によって症状は異なります。
            完全に詰まってしまい、水さえも通らなくなったら(完全閉塞)、必ず嘔吐を伴います。
            場合によっては、脱水状態になって腎臓の障害が起きることもあります。

            腸に何かが詰まってしまい、腸の働きが悪くなる病気です。
            異物(石、木片、ボール、ビニール、ゴム、骨片など)を飲み込んで腸に詰まってしまったりするのが主な原因です。
            大きな異物でなくても、細いヒモなどが少しずつ詰まって、最後に腸が詰まってしまうこともあります。
            宿便、腸捻転、腹腔内臓器の腫瘍や寄生虫(回虫)が原因で詰まることもあります。

            【治療】
            手術で、原因となる異物を取り除きます。
            何よりも、ふだんの生活で、異物を飲みこまないように注意すること。
            特に子犬は、好奇心が旺盛で何でも口に入れてしまうので、目を離さないようにしましょう。
            目を離す時は、リードをつけたりケージに入れたり、危険なものは絶対に出しておかないように十二分に気をつけてください。


            直腸憩室(ちょくちょうけいしつ)

            会陰ヘルニアに合併し、排便障害のために直腸内に糞便が貯留して肛門のわきがふくれます。
            便意があっても少量の軟便や水様便が少量ずつ排泄されるのみで、放置するとさまざまな消化器症状から衰弱してしまいます。
            また排便障害による痛みを伴います。


            直腸脱(ちょくちょうだつ)

            犬はさかんにきばって、糞をしようとしますが実際には糞が認められず、肛門からソーセージ状の突出した腫脹物が出てきます。
            これは、直腸が反転した状態のもので、脱出してすぐの時には、白くピンクがかった色をしています。
            そしてわずかに腫脹した粘膜を認めます。
            しかし、時間が経ってそのまま放っておくと、犬はその異物に違和感を感じて、脱出した直腸を舐めたり噛んだり、または周囲にこすりつけたりしてしまうために直腸は汚染されて損傷してしまいます。
            そうすると、ますます炎症が進行して腫れ、潰瘍や出血がおこり脱出した直腸が壊死してしまいます。
            消化管の寄生虫などによる慢性の下痢や、直腸炎、難産でのいきみの持続などが主な原因です。
            これは、犬の種類や年齢、性別に関わらず発生しますが、重度の下痢としぶりを繰り返している若い犬に発生が多いです。


            直腸ポリープ・直腸腫瘍(ちょくちょうぽりーぷ・ちょくちょうしゅよう)

            初期の症状は血便または下血です。進行してくると排便困難やしぶり、下痢などがあり、巨大結腸症をおこして、慢性経過の末だんだん痩せてきます。
            また、悪性腫瘍の場合は直腸周囲のリンパ節に転移しやすくて、脊椎に転移すると後ろ足の運動機能障害が認められます。
            大腸にできる腫瘍で、発生しやすい所は直腸です。原因は不明です。
            犬種としてコリー、シェットランドシープドッグ、ジャーマンシェパードドッグに多くみられますが、9歳齢以上の老齢犬の雄に多発する傾向があります。


            以∨豈蝓覆佞まくえん)

            腹腔が病原菌の進入により炎症をおこした状態で、犬では妊娠と分娩を繰り返す雌犬に多発します。
            また隣接臓器の炎症が腹膜をおかしても本症が発生します。
            症状は腹痛により背弯姿勢となったり、嘔吐などがみられたりします。


            泳性胃炎(まんせいいえん)

            数週間にわたって間欠的に吐いたり、口臭を感じたりします。
            腹部の痛みや貧血がおこることもあります。
            原因はつきとめにくいですが、胃の中の異物による場合や尿毒症、胃潰瘍、胃の腫瘍などによってもおこると考えられます。
            長い間消化の悪いものを食べ続けた老犬に多い病気です。


            暇性膵炎(まんせいすいえん)

            消化不良、脂肪便、下痢、体重減少など消化吸収不全の症状を示します。
            また、増悪期には急性膵炎の症状を示す場合もあります。
            さまざまな原因によりひきおこされる進行性の膵線維化に伴う膵機能障害で、消化・呼吸過程に影響を及ぼします。
            犬では、膵外分泌機能不全症と慢性膵炎との関連は明らかではありませんが、慢性膵炎の進行例が原因不明の膵外分泌機能不全症に含まれていると考えられます。

             



            泌尿器の病気

            2016.01.19 Tuesday
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              JUGEMテーマ:わんこ
               
              ゝ淦腎不全(尿毒症)(きゅうせいじんふぜん・にょうどくしょう)


              食欲がなくなり、吐き気、嘔吐がみられ、血尿、乏尿、無尿などを伴って、急速に状態が悪化します。
              ある種の細菌やウイルスによる感染や、腎臓に毒性がある物質、血行障害、尿路結石、などが原因になります。
              腎不全が進行すると、腎臓の機能が低下して、尿として体の外に排泄されるべき毒素が十分に排泄されなくなってしまいます。
              その結果、毒素などが体の中に蓄積されるため、全身の臓器にさまざまな障害を与えることになってしまいます。
              これが尿毒症です。尿毒症になると、とても危険な状態です。すぐ病院に行きましょう。

              【治療】
              輸液や薬などで尿の量を増やします。同時に、食餌制限を行います。


              ∋綉綢凌娜蝓覆靴ゅうたいじんえん)

              食欲がなく、多飲、多尿、下痢、嘔吐、脱水、貧血など、急性腎不全と同じような症状がみられます。
              また、口からおしっこのような臭いがします。
              細菌感染や代謝疾患(糖尿病など)、循環器疾患(心不全など)、免疫疾患、ウイルス感染、フィラリア症などが原因となります。


              腎盂腎炎(じんうじんえん)

              濁っていて臭いの強いおしっこをします。
              急性のものは、発熱、腰痛、嘔吐、多飲多尿がみられますが、無症状のことも多く、気づいたときには病気はかなり進行していることがあります。
              尿路感染が腎盂にまで及んでしまうというのがおもな感染ルートです。
              進行すると、腎不全になることもあります。


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              臓に炎症が起きている状態です。炎症が起きることで、腎臓の機能が低下します。
              原因となるのは、フィラリア症、子宮蓄膿症、中毒、糖尿病、感染症などです。

              【症状】
              尿の量が少なくなり、色が濃くなります。また、血尿が出ることもあります。
              食欲不振になり、元気がなくなります。全身にむくみがあることもあります。
              急性腎炎で重症になると、嘔吐したり、目が小刻みに震えたり、まっすぐ歩けなくなります。

              【治療】
              点滴や食餌療法により、体液の量を増やして尿の量を増やし、体内の老廃物を体外に排出するようにします。
              腎不全にならないように細心の注意を払って時間をかけて治療します。
              尿の回数や、色の異常を、できるだけ早くみつけるのが最大の予防につながるので、尿のチェックをする習慣をつけましょう。


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              腎結石があっても、腎盂腎炎にならないかぎり、症状はでません。
              でるとすれば、血尿や腹痛、嘔吐、食欲低下などです。原因は解明されていません。


              腎性骨異栄養症(じんせいこついえいようしょう)

              慢性腎不全が続いたりすると二次性上皮小体機能亢進症を発し、顎や頭骨の腫脹、骨・関節の疼痛、歯が抜けやすくなったりする歯や歯根の異常、肋骨の彎曲、病的骨折などをおこします。
              老齢犬や先天異常に基づく腎不全をもつ幼若犬に多い。本症は腎性クル病とも呼ばれています。


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              尿の通過障害のため腎孟や腎杯に尿が停滞して腎実質が萎縮します。
              片側の腎臓だけあれば正常腎が機能代償しますが、両側性であると尿毒症を呈し死亡します。
              尿の通過障害の原因には腎臓や尿管の奇形、後天的には尿管内の結石、炎症、狭窄、腫瘍などがあげられます。


              尿道炎(にょうどうえん)

              痛みを伴う排尿困難や頻尿などの症状は膀胱炎と似ていますが、尿道炎の場合血尿が排尿の最初に見られ、膀胱炎ではおしっこ全体、もしくはおしっこの終わりごろに認められます。
              尿道の違和感のために、オスは陰茎、メスは外陰部を舐めるしぐさをするものもあります。
              慢性の尿道炎が長く続くと炎症のために尿道壁が硬くなってしまい、内壁が狭くなるために詰まってしまうことがあり、その結果尿閉をおこすこともあります。


              尿道結石(にょうどうけっせき)

              おしっこの出が悪くなって、おしっこをする態勢をとっても出ません。
              オスのほうが、メスに比べて尿道が細いので、どちらかといえばオスのほうがこの病気にかかる確率が高いです。
              尿道に、腎臓や膀胱から流れてきた結石が詰まってしまうためにおこります。
              膀胱炎と同じように、細菌感染によるものが多いですが、その他にも、腫瘍の発生や尿道結石なども原因にあげられます。


              尿路結石症(にょうろけっせきしょう)

              腎臓、尿管、膀胱、尿道を尿路と呼びます。この尿路のどこかに結石ができる病気です。
              犬の結石はその9割が膀胱と尿道にできます。
              結石は、食餌や水に含まれている、マグネシウムやカルシウム、尿酸などのミネラル分と、尿の中のたんぱく質などが結合してできるものです。
              膀胱炎などの尿路感染や、水分の不足、食餌の食べ過ぎなどにより、結石ができやすくなります。
              尿がまったく出ないという状態は、膀胱に尿がたまりすぎて膀胱が破裂したり、老廃物の毒素がたまって尿毒症になったりする大変危険な状態です。すぐに病院へ連れていきましょう。
              尿路にできた結石を手術で取り除く方法が、根治療法となります。
              尿道結石の場合は、細い管で膀胱の方に結石を押し出してから膀胱を開いて取り出します。
              予防のためには、ミネラル分の摂取量を制限し、水分をたっぷりとるようにしましょう。
              最近では、食餌療法によってある種の尿路結石を予防または治療することも可能になりました。


              ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん)

              蛋白尿や、高コレステロール、血液中の低蛋白、浮腫などの症状がみられる腎臓の病気です。
              尿細管とセットになった糸球体という部分の異常が原因でおこる病気です。
              おしっこに蛋白質がもれてしまったために、血液の中のタンパク質が減ってしまって血液濃度が低下して、血管の内外の浸透圧がバランスをくずして、水分がからだの組織にもれて体がむくんでしまいます(浮腫)。
              糸球体腎炎や腫瘍、免疫異常、循環器障害など、多くの原因で発生します。


              膀胱炎(ぼうこうえん)


              尿の量が少なく、回数が多くなります。
              尿をしたすぐ後にも、尿意をもよおして、何度も尿をしようとします。
              おしっこは、膿尿といって炎症のために白濁していたり、膀胱粘膜からの出血があれば血液が混ざっていて赤みを帯び、臭いも強くなります。
              急性の膀胱炎では発熱する場合もあります。痛みのために元気がなくなり、食欲が落ちてきます。
              おしっこをするときの痛みで、犬は大声をだして鳴くこともあります。

              泌尿器の感染症で一番多い病気で、細菌感染がほとんどです。
              結石やストレス、腫瘍、外傷、寒さからくる場合などもあります。
              オスよりメスのほうが尿道が短いので、細菌に感染しやすく、膀胱炎にかかりやすいのが特徴です。

              【治療・予防】
              尿の検査をし、細菌を特定して、その菌に合った抗生物質を投与します。
              膀胱炎はよくある病気ですが、そのまま放っておくと腎臓まで炎症がおよび、全身性の疾患になることもあるので、早めにしっかり治療しましょう。
              予防としては、尿の回数や、色を毎日チェックするようにしましょう。
              水を十分飲ませることも忘れずに。


              膀胱結石(ぼうこうけっせき)

              膀胱炎とよく似た症状ですが、出血は膀胱炎よりも多くみられます。
              おしっこの回数が多くなったり、石が尿道に詰まっているためにおしっこが出なくなることもあります。
              結石の成分としては、リン酸アンモニウムマグネシウム、シュウ酸カルシウムというものが多く、この結石の原料となるミネラルを多く取りすぎることも原因の一つです。
              そのほかに尿のphが高すぎたり、低すぎたりするのもよくなく、細菌感染でおこることもあります。


              膀胱腫瘍(ぼうこうしゅよう)

              血尿が多くみられますが、排尿障害や頻尿など膀胱炎とよく似た症状です。
              膀胱の腫瘍には良性(乳頭腫・腺維腫・粘液腫)のものと悪性(癌)のものがあります。
              原因は不明です。


              慢性腎不全(まんせいじんふぜん)

              腎機能障害の程度によって、4段階に分けます。
              第1段階では、全く無症状です。
              第2段階になると、よく水を飲むようになってそれに伴いおしっこも増えますが、その他の症状がないために一見正常に見えます。しかし、この時期が治療する上で軽視出来ないとても大切な時期です。
              第3段階は、食欲にむらがあり、時々嘔吐をしたり、体重が減る、貧血などの症状がみられます。
              第4段階になってしまうと、尿毒症として、嘔吐、下痢をはじめさまざまな症状が強くあらわれてきます。
              なかには、痙攣などの神経症状を示すものもあって、とても危険な状態になります。

              慢性糸球体腎炎、慢性腎盂腎炎、多発性嚢胞腎、先天性腎形成不全などの病気によってネフロンの障害がだんだんと広がって、慢性化します。
              原因になる病気はたくさんあります。
              この原因の中でも、腎炎は細菌性の膀胱炎から継発する可能性が高いので、注意が必要です。





               


              内分泌・ホルモンの病気

              2016.01.19 Tuesday
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                JUGEMテーマ:わんこ

                々綻腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)


                甲状腺の腫瘍、遺伝的要因、ほかのホルモンの分泌異常、またはストレスなどにより、ホルモンの分泌が過剰になって起こります。
                落ち着きがなくなって異常に活発になったりする神経症状や、微熱がある、食欲はあるものの体重が減ってくる、頻脈、水をたくさん飲む、多尿、下痢、眼球の突出などの症状がみられます。
                甲状腺ホルモン産生が増加して、血中の甲状腺ホルモン値が高値で持続する病気です。

                【治療】
                甲状腺ホルモンの分泌を抑えるために抗甲状腺薬を投与したり、甲状腺の一部を手術で除去したりします。


                甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)


                甲状腺ホルモンが、エネルギー代謝やタンパク代謝、脂質代謝、ビタミン代謝などに作用するために、低体温や体重の増加、無気力、倦怠感、元気消失、食欲不振などの症状がみられます。
                元気がなくなり食欲不振になりますが、体重は増えてきます。
                寒さに弱くなることもあります。皮膚は乾燥して脱毛したり、色素沈着や徐脈、心臓機能も低下します。
                そのほか、泣き声が低くなったり、巨大舌をきたすこともあります。
                甲状腺ホルモンが障害(萎縮や破壊)されて、体内の甲状腺ホルモン分泌が低下するためにおこります。
                犬のホルモンの病気では、最も多いものです。


                E尿病(とうにょうびょう)


                膵臓から分泌されるインスリンの量が不足する病気です。
                インスリンは血液中のブドウ糖を細胞内に取り込んだり、体内で脂肪やたんぱく質を合成する働きをもつホルモンで、取り込めなかった糖分が尿に含まれるようになるため、糖尿病と呼ばれます。
                インスリンの分泌が悪くなる最大の原因は太り過ぎです。
                遺伝的な要因や妊娠、膵臓疾患、神経系の失調、薬物(ステロイド)、ストレス、ウイルス感染などが原因になることもあります。

                【症状】
                インスリンが不足するため、ブドウ糖を細胞内へ吸収することができなくなります。
                口が乾くためにお水をたくさん飲み、おしっこの量が多く、食欲旺盛なのに体重が減ってくる、倦怠感、がおもな症状です。重症になると、神経症、腎不全、網膜症・白内障のほかに動脈硬化症、心臓障害、皮膚障害、尿路障害などが併発します。末期になると、嘔吐や呼吸困難が起きます。
                早期発見、早期治療が重要です。

                【治療・予防】
                血糖値を測定し、その量に応じた治療を行います。軽症の場合は、食餌療法を行います。
                繊維質が多い低カロリーの食餌を与えましょう。動物病院の処方食を与えるのもよい方法です。
                重症の場合はインスリンの注射をします。
                一番の予防は、肥満を防ぐこと。適度な運動と食餌量を心がけましょう。
                また、メスの場合は避妊することによってある程度発生を抑えることができます。


                づ尿病性ケトアシドーシス(とうにょうびょうせいけとあしどーしす)

                元気がなくなって、食欲もない、下痢、嘔吐がみられる、頻脈などの症状があらわれて昏睡状態に陥ることもあります。
                ひどくなってしまうと脱水などをおこして、亡くなることもあります。
                糖尿病を放っておいたり、治療が不十分だったために、インスリンが極端に不足して、ケトン体という血液中の有害物質が増加するためにおこります。


                デ∧症(にょうほうしょう)


                水を飲んでも飲んでも欲しがり、多量の尿をします。
                おしっこの回数が多いうえに、量も多くなります。
                目安としては、一日体重1kgにつき100ミリリットル以上飲むと要注意です。
                視床下部でつくられる抗利尿ホルモンの分泌が少なくなったり、ホルモンが分泌されても腎臓が反応できない場合、つねに大量の尿がつくられるようになります。
                遺伝的関係の濃厚な特発性のものと、視床下部の腫瘍や炎症、泌尿器系の病気、ステロイド剤などの投与による2次的なものがあります。

                【治療】
                薬物投与が原因になっている場合、獣医師の指導のもとで投与を中止します。
                ほかの病気が原因と思われる場合は、その病気を治療します。
                飲ませる水の量を制限することは、脱水症状をひき起こす原因になるため危険です。
                いつでも新鮮な水を用意しておき、飲みたいだけ水を飲ませるようにしましょう。


                ι腎皮質機能亢進症・クッシング症候群(ふくじんひしつきのうこうしんしょう・くっしんぐしょうこうぐん)


                副腎から分泌されるホルモンの量が多くなることによって起こります。
                原因は、腫瘍やステロイドの長期投与があげられます。
                副腎腫瘍、脳下垂体の腫瘍が原因の場合もあります。
                7歳以上の犬によくみられ、プードルやダックスフンド、ポメラニアンなどに多く発生します。

                【症状】
                多飲、多尿、過食、痒みを伴わない左右対称性の脱毛、肥満、皮膚の色素沈着、皮膚が薄くなってしまうために、お腹が垂れ下がる、元気がなくなってしまうなどの症状があります。
                糖尿病を併発することも多く、糖尿病に伴った症状がみられることも多いです。
                水を大量に飲むようになり、尿の量も増加します。
                おなかがはれ上がったり垂れ下がったりして、毛が乾燥して弾力がなくなります。
                食欲が異常に増加するのも特徴です。

                【治療】
                ステロイドの長期投与が原因となっている場合は、その量を徐々に減らしていきます。
                必ず獣医師に相談し、指示を仰いで受けてください。
                副腎皮質の働きを抑える薬剤などを、生涯にわたって投与する必要があります。


                副腎皮質機能低下症・アジソン症(ふくじんひしつきのうていかしょう・あじそんしょう)


                元気がなくなったり、食欲がなくなる、嘔吐、下痢、体重が減る、脱水、腹痛などの症状がみられます。
                副腎皮質ホルモンが不足してしまうためにおこります。
                大きなストレスを受けてしまったあとにおこりやすい病気です。
                副腎皮質ホルモンの投与を急にやめたとき、クッシング症候群の治療薬を過剰投与した場合などにもこの病気になることがあります。

                 



                骨・関節の病気

                2016.01.19 Tuesday
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                  JUGEMテーマ:わんこ

                  仝坿慇畄狙不全(こかんせつけいせいふぜん)


                  犬に多い遺伝的疾患のひとつです。
                  急速に、発育・成長する大型犬に多い病気で、原因の約30%は成育環境にあります。
                  股関節の骨の成長が十分でなく、丸くなっているはずの大腿骨の先が扁平になっていたり、受け皿である骨盤のくぼみが浅かったりで骨と骨がうまくかみ合わない状態をいいます。
                  遺伝的な要因が多いとはいえ、子犬の時の肥満も原因にのひとつです。
                  発育期に肥満になることで、骨や筋肉のバランスが崩れ、骨の組織が正常に発達できなくなって起こることがあるのです。
                  特に、生後60日の間に、骨や筋肉に加わる力が発病に関係します。
                  成長の早い大型犬が発病しやすいのもこのような理由からです

                  【症状】
                  片方の関節だけに起こる場合もありますが、両方の関節に起こるほうが一般的です。
                  生後6カ月くらいから、症状が現れてきます。
                  腰を揺らしながら歩いたり、走る時に両足を揃えて走ったりします。
                  歩き方がいつもの様子と違う、ほかの犬と違うと感じたら、よく観察するようにしてください。
                  ときには後ろ足が立たなくなってしまうこともあります。
                  歩く時に腰が左右に揺れる、後の両足をそろえてうさぎ跳びのような格好をする、変な態勢で座る(横座り)などの症状があります。
                  病院では、X線検査を始めとして触診などの診察をします。
                  触って痛がる場合は、軽く麻酔をかけて、X線検査をします。

                  【治療】
                  治療は、形成不全の状態により変わります。
                  軽度の形成不全の場合は、運動をさせず安静にしてまず体重を落とすようにします。
                  進行が進んだ場合は運動と体重を制限をしたうえに、鎮痛剤や抗炎症剤などを使って薬物療法を行います。
                  病状が重く、内科的治療で効果がみられなかった場合は、手術を行います。
                  さらに、病状が深刻な場合は、大腿骨骨頭を切り取って、関節を整復する手術をします。
                  人工関節に取り替える手術も非常に効果的ですが、人工関節が高価なこともあり、欧米に比べ日本では普及が遅れています。

                  【予防】
                  股関節形成不全の発症原因の70%は遺伝的要因です。
                  子犬を飼う場合は両親が股関節形成不全でないかチェックするようにしましょう。

                  骨折(こっせつ)


                  強い痛みと腫れを伴います。
                  熱をもって内出血や変形などがおこり、機能障害、歩行障害などがみられます。
                  折れた骨が、筋肉や皮膚を突き抜けて外に出ているものを「複雑骨折、開放性骨折」といい、細菌に感染する機会が増えます。
                  皮膚に傷がなく、中で骨が折れている骨折を「単純骨折、閉鎖性骨折」といいます。

                  ほとんどの骨折は、交通事故や、高いところから落下したりした物理的な衝撃から起きます。
                  また、くる病や骨腫瘍、骨感染症、その他に栄養障害などが原因で骨が弱くなっていると、ちょっとした衝撃でも折れることがあります。

                  【治療】
                  硬いものをあてて、足を動かさないように固定します。
                  「開放性骨折」で出血している場合は、止血するために強く縛ることで骨に負担がかかるため、多量のガーゼを当てて止血しましょう。
                  犬が痛みなどで興奮することが多いので、まずは落ち着かせるように心がけ、十分に気をつけて動物病院へ連れていきましょう。病院では、X線検査で骨折の位置を確認し、ショック状態を改善するため、輸液や補液をします。
                  同時に、感染症から守るために抗生物質、炎症を抑えるために消炎剤を投与します。
                  また、骨折の状況に応じてギブスで固定したり、手術をしてボルトなどで固定したりします。

                  9腫瘍(こつしゅよう)


                  骨肉腫の場合、前足においては肘から離れたところ、後ろ足では膝に近いところに腫瘍ができることが多いです。
                  四肢の骨の腫瘍の場合、跛行や患部の痛みがあります。
                  また、頭部や脊柱などの身体の中心部の骨に腫瘍が出来た場合にはその部位によって症状もさまざまです。
                  頭部の腫瘍であれば、発作などの神経症状や眼球突出、顔面の変形などがみられます。
                  脊柱では、運動機能の麻痺、骨盤では後ろ足の跛行などの機能障害や骨盤腔の狭窄による排便困難などがみられます。
                  原因ははっきり分かっていません。
                  分類では骨を構成する要素となる組織から腫瘍が発生する原発性骨腫瘍と、ほかの臓器から移ってきたためにできる転移性骨腫瘍とに分けられます。

                  っΡ院覆世辰ゅう)


                  関節を形成する骨どうしが分離して、正常な位置からはずれた状態です。
                  関節の発育不全などによる先天的脱臼はまれなことで、骨折と同じように高い所からの落下や交通事故、その他外力によって生じる外傷性脱臼が最も多いです。
                  関節炎や関節腫瘍、骨関節症など、いろんな病気に続発する病的脱臼も少なくないそうです。

                  【症状】
                  脱臼というのは、関節の骨と骨が正常な位置からずれてしまうことをいいます。
                  原因としては骨折と同様、交通事故や高いところから落ちたり転倒したりと外力によって起こる外傷性脱臼が最も多く、また、「習慣性脱臼」と呼ばれる先天的なものがあります。

                  【治療】
                  股関節脱臼の場合は、靭帯などに損傷がなければ、元の位置に戻して、ギブスなどで固定したり、外科手術を施します。
                  股関節形成不全や、レッグ・ペルテス病がある場合には股関節脱臼をおこしやすくなります。
                  膝蓋骨脱臼は、手術によって治療します。発見し次第、早めに手術を行いましょう。
                  特に成長期にある犬の場合どんどん変形が進行するため、手術が遅れれば遅れるほど修復が困難になります。
                  膝蓋骨脱臼は先天的な要因で起こることがあるので、犬を選ぶ時には両親に膝蓋骨の異常がないか注意するようにしましょう。

                  ド┐料綾住靭帯の断裂(ひざのぜんじゅうじじんたいのだんれつ)


                  ひざに体重がかけられないために、歩くときに足先を地上に少しだけちょこんと着地させるか、全く挙上したままの状態になってしまいます。
                  痛みがある時とない時があり、徐々に痛みが消えていくこともありますが、病状は進行していることが多く、歩行異常は続きます。膝関節が腫れて熱を持ちます。
                  足を伸ばさせようとすると痛がります。動き回るのは厳禁です。
                  できるだけ早く病院へ連れていくようにしてください。
                  ゲージなどに入れて静かにさせて連れていきましょう。病院では、触診やX線検査により診断します。

                  交通事故などの外的要因で切れることもありますが、最近、高齢により靭帯が弱まったり、肥満によって膝に負担がかかって切れるケースが増えています。
                  特に、室内飼いの小型犬で肥満気味の犬に発病が多くみられます。
                   

                  ξッ農骨軟骨症(りだんせいこつなんこうしょう)


                  一般的に見られる症状は、足をひきずって歩く跛行というものです。
                  足に痛みがあるために、犬は正常に体重を支えられず、おこります。
                  跛行は、初期の段階では運動制限や、犬舎の中で安静にさせていれば軽減しますが、運動すると悪化します。
                  大型犬や超大型犬の成長期に多発する関節軟骨の病気で、関節内の軟骨部分の骨化が正常に進まないためにおこります。

                  Д譽奪亜Ε撻襯謄紘臓覆譴辰亜Δ擇襪討垢咾腓Α


                  急に後ろ足が跛行し、痛みがあり、腰の辺りを触られることを嫌がります。
                  放っておくと足の筋肉が萎縮したり、大腿骨が変形してしまって、永久的に跛行が残ってしまいます。
                  血流障害によって、大腿骨頭が変形したり崩壊することによって症状があらわれます。
                  この病気は、小型犬の生後3.4ヶ月から1年未満に多く、ひどくなるとひどい痛みを伴います。

                   



                  感染症(人畜共通感染症を除く)

                  2016.01.19 Tuesday
                  0
                    JUGEMテーマ:わんこ

                    .灰蹈淵Εぅ襯拘鏡症(ころなういるすかんせんしょう)


                    イヌコロナウイルス(コロナウイルス・コロナウイルス属)によって起きる腸炎です。
                    非常に感染力が強いのが特徴です。また、前出のパルボウイルスと同様、死亡率が高い病気です。
                    感染した犬の嘔吐物・糞便に口や鼻が触れることによって感染します。
                    伝染力はきわめて高く、パルボウイルスとの混合感染が起こると死亡率は一層高くなります。

                    【症状】
                    成犬は抵抗力があるため、無症状で終わることが多いですが、子犬の場合はで突然死もありえます。
                    突然元気がなくなって、食欲不振、下痢、嘔吐、脱水などの症状から始まります。
                    特に、下痢便は、オレンジ色を帯びた粥状をしています。

                    【治療】
                    対症療法を行います。輸液、抗生物質、整腸剤、下痢止めなどを投与します。

                    【予防】
                    母犬の移行抗体が消失する時期(生後2.3カ月)にワクチン接種を行います。

                    ▲献好謄鵐僉次覆犬垢討鵑僉次


                    イヌジステンパーウイルス(パラミクソウイルス・モルビリウイルス属)が原因。
                    飛沫感染(犬のくしゃみなど)、間接感染(感染している犬の使用した食器など)、直接感染(直接感染している犬に触れる)の3つの感染経路があります。
                    伝染性・死亡率ともに高い病気です。

                    【症状】
                    感染後4~6日で発症します。
                    発熱、食欲不振、結膜炎、元気がなくなるなどの症状が現れた後、嘔吐、下痢、せき、くしゃみなどの消化器と呼吸器の症状が出現します。
                    さらに進行するとウイルスは脳にまで達し、てんかん、筋肉の痙攣、下半身の麻痺といった神経症状が現れます。

                    【治療・予防】
                    感染初期なら免疫血清が有効な場合がありますが、症状が進行しているとウイルスに対する確実な治療法はありません。細菌の二次感染を防止するために、抗生物質の投与、対症療法として輸液の実施、利尿薬や強肝剤の投与も併用します。予防法としては、母犬の移行抗体が消失する時期(生後2~3カ月)にワクチン接種を行います。
                    通常は生後9週目と15週目、その後は1年に1回の追加接種が必要です。
                    ワクチンの接種前にはほかの犬に近づけないようにしてください。

                    パルボウイルス感染症(ぱるぼういるすかんせんしょう)


                    イヌパルボウイルス(パルボウイルス・パルボウイルス属)が原因です。
                    感染した犬の糞便、嘔吐物などに口や鼻が触れることによって感染します。
                    伝染性はきわめて高く、感染した犬に触れた人間の手指や衣服が感染源となるケースもあります。
                    子犬がかかるのが特徴です。

                    【症状】
                    ウイルスの感染部位によって「心筋型」と「腸炎型」があり、「心筋型」は、突然不整脈になって、呼吸困難になって30分以内に急死する例もあります。
                    「腸炎型」は、激しい嘔吐から始まり、ついで発熱、脱水、下痢、食欲不振、元気消失などの症状が現れます。下痢便は、灰白色からトマトジュース状の粘液便へと変化します。
                    子犬が感染した場合の死亡率がきわめて高い病気です。

                    【治療】
                    原因となるパルボウイルスに効く抗生物質はないので、体力をつけて、下痢や嘔吐による脱水状態を改善するために、酸素吸入や輸液を行います。
                    二次感染防止として抗生物質を投与します。
                    水や食物を与えると嘔吐をひき起こすので、与えないようにしてください。
                    また感染力が強いので、ウイルスに汚染されたと思われるすべてのものは消毒してください。

                    【予防】
                    母犬の移行抗体が消失する時期(生後2~3カ月)にワクチン接種を行います。
                    通常は生後9週目と15週目、その後は1年に1回の追加接種が必要です。
                    ワクチンの接種前には、ほかの犬に近づけないようにしてください。

                    ぅ悒襯撻好Εぅ襯拘鏡症(へるぺすういるすかんせんしょう)


                    イヌヘルペスウイルス(ヘルペスウイルス・アルファヘルペスウイルス属)が原因で起こります。
                    感染経路ははっきりとはわかっていませんが、ウイルスの経口感染や、母親からの胎盤感染などによると考えられています。
                    生後2週目以内の子犬に感染すると致命的ですが、それ以降だと無症状の場合が多い感染症です。

                    【症状】
                    成犬の場合は軽い鼻炎程度の症状しか示しませんが、子犬の場合は食欲不振、黄緑色の軟便や下痢、呼吸困難、腹部を押さえると痛がるなどの症状が現れ、異常な鳴き声をあげて急死します。

                    【治療】
                    有効な治療法はありません。
                    抗生物質の投与や保温などの方法はありますが、急死することが多く、治療が間に合わないことが多いです。

                    【予防】
                    ワクチンは開発されていません。発病があった犬舎は塩素系洗剤で十分に消毒します。
                    感染した子犬の母親は繁殖に使用しないようにしてください。
                     



                    腫瘍

                    2016.01.19 Tuesday
                    0
                      JUGEMテーマ:わんこ

                      ‘腺の腫瘍(にゅうせんのしゅよう)


                      【症状】
                      避妊手術をしていない10歳以上のメスに多くみられ、乳房や乳頭にしこりが生じます。
                      良性・悪性の割合は半々ですが、悪性の多くはしこりが急激に大きくなります。
                      乳房にできる腫瘍で、犬の腫瘍では最も多く発生するものです。
                      メスに発生する腫瘍の50%以上を占めています。

                      【治療】
                      外科手術で周囲の健康な部分ごと腫瘍を摘出します。
                      腫瘍が1つだけでない場合は、腫瘍のできた側の乳腺すべてを切除することもあります。
                      転移の可能性がある時は、抗ガン剤を併用することもあります。

                      【予防】
                      1歳までに避妊手術を受けることにより、乳腺腫瘍の確率は大幅に低下します。
                      将来子どもを産ませる予定がない場合は、避妊手術を受けさせるようにしましょう。
                      何よりも、早期発見が重要です。
                      月に1回程度乳房周囲をさわり、しこりがないかどうかチェックしてください。



                      ∧腔の腫瘍(ふくこうのしゅよう)
                       


                      【症状】
                      腫瘍のある場所によって多少異なりますが、元気がなくなる、やせてくる、吐く、下痢をする、便や尿が出にくくなったり血が混じったりするなどが主な症状です。
                      消化器や泌尿器などの、体の中の臓器にできる腫瘍です。
                      症状が現れにくいため発見が難しく、気づいた時には手遅れになっていることもあります。
                      平滑筋腫を除くと悪性であることが多いため、早めにみつけることが大切です。

                      【治療】
                      腫瘍が小さいうちに発見できた場合、外科手術で摘出すれば完治します。
                      しかし、腹腔の腫瘍は進行してから気づくことも多く、その場合は完全に腫瘍を除去することが難しいため、抗ガン剤などの化学療法も併用して行います。
                      8歳以上の犬は定期的に健康診断を行い、腫瘍を含めた病気の早期発見を心がけましょう。



                      9の腫瘍(ほねのしゅよう)
                       

                      【症状】
                      足をひきずるなど歩行に異常が現れたり、足の腫れがみられます。
                      外傷やねんざがないのに足をひきずっている場合は、獣医師の診察を受けたほうがよいでしょう。
                      骨の腫瘍は、骨腫を除くと悪性であることが多いため、早期発見が重要です。
                      多くの場合腫瘍は中高齢の犬に多く発生しますが、骨の腫瘍は例外で2歳前後の若い犬、特に大型犬の前足によくみられます。

                      【治療】
                      肺などへの転移が多い腫瘍であり、治療には腫瘍の部分だけでなく、足を切断する場合があります。
                      わずか数日の遅れが生命を左右することがあるので、発見したら早急に病院へ連れていきましょう。

                       



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