<< 脳、神経系の病気 | main | 心・血管系の病気 >>

呼吸器の病気

2016.01.18 Monday
0
    JUGEMテーマ:わんこ

    ^頭炎・喉頭炎


    はじめは空咳がでるくらいですが、だんだんと咳が重くなっていって、わんこは喉の痛みのせいで食欲がおちてきます。
    ひどくなってくると、えずくような動作をしたり、よだれが出たりします。
    そして呼吸をするときに喉の奥のほうからゼーゼーという音が聞こえます。
    声帯もおかされてしまい声がかれた感じになったり、ひどいときには声が出なくなることもあります。

    呼吸器に感染してしまう細菌やウイルスによる場合と、食べた物が喉を通るときになんらかの原因で傷ができてしまった、有毒ガスなどを吸ってしまったなどが原因になります。
    鳴きすぎなどでもおこることがあります。


    横隔膜ヘルニア


    先天性の場合では、嘔吐や下痢をおこしたり、咳が出る、呼吸が速くなるなどの症状があります。
    当然、運動することも嫌がります。急性の場合では、ゼーゼーという呼吸困難をおこして腹式呼吸をします。
    こういうふうになると、犬は横になることを嫌がります。
    もし唇が紫色になるようであれば重症です。
    すぐに処置をしないと手遅れになることもあるので、すぐに病院に行きましょう。

    何らかの事情で、横隔膜が破れて穴があいてしまいそこから臓器がはみ出た状態です。
    先天性のものは、胎児の発育過程で発生します。
    後天的なもののほとんどは、交通事故や転落などの衝撃によって、腹部に圧力が加わったためにおこってしまいます。


    5ご謬脱


    急に呼吸が苦しそうになり、時には激しいせきが出ます。
    運動後や夏の暑い時期によくみられます。
    ガーガーとあひるの鳴き声のような呼吸の音を出します。
    進行すると舌や歯茎が紫色になる、チアノーゼと呼ばれる症状をみせることもあります。
    体温調節ができなくなり、暑い時期は熱中症の原因になることもあります。

    遺伝的な原因や肥満や老化などにより、軟骨が正常な形を保てなくなると、気管が押しつぶされることになり、空気の流通が悪くなって呼吸困難を起こす病気です。
    ポメラニアン、チワワなどの小型犬や短頭種に多くみられます。

    【治療・予防】
    症状が軽いうちは、気管支拡張剤や抗炎症薬、鎮静剤などを与えて内科的散治療によって症状を抑えます。
    重症の場合は内科療法だけでは完治は難しく、酸素吸入などが必要になることもあります。
    なるべく安静にし、暑い夏は、風通しのよい涼しい部屋で過ごさせてあげましょう。


    さご瓢抉


    気管支周辺に炎症が起きているため、ものを吐き出すような乾いたせきをくりかえします。
    吐くようにせきをするため、吐き気と間違うこともあるので注意してください。
    この吐き気を嘔吐と考え、嘔吐を主症状として、獣医さんに見せにこられる飼い主さんも多いです。
    気管支炎は、急性と慢性に分けられます。急性の場合、平常時にはせきをせず食欲も普通ですが、運動や食餌の時に発生します。慢性の場合は、痰がからまっているようなせきになり、病気の進行に伴って運動を嫌がったり、元気がなくなる、食欲がなくなる、体重が減ってくる、下痢、呼吸が速くなる、呼吸困難をおこす、チアノーゼがでるなどの症状が出ます。

    【治療】
    ウイルスや細菌の感染が原因である場合は、まず抗生物質などを投与します。
    原因である細菌の退治、ウイルスの場合は2次感染を防ぐことが目的です。
    同時に、せき止めや、気管支の炎症を抑える薬も飲ませます。
    散歩などを控え、できるだけ安静にするよう心がけましょう。
    原因によって治療方法が異なるので、X線検査をはじめ、血液検査、気管内視、気管洗浄など、色々な検査が必要となる場合が多いです。

    ウイルスや細菌が、気管支で起こす炎症です。連続して乾いたせきをするのが特徴です。
    気管支炎を起こす原因となる感染症の代表ともいえるのが、細菌やウイルスが混合感染するケンネルコフです。
    また、ほこり、花粉・刺激性ガスの吸引、薬品の刺激やアレルギーで起きる場合もあります。


    サご瓢拔杭


    咳やいびき、ゼーゼーという呼吸音が特徴です。
    ひどくなると呼吸困難になってチアノーゼをおこします。
    食道やそのほかの臓器に出来てしまった腫瘍が原因の場合は首の痛みや吐き気があります。

    気管や気管支がまわりに圧迫されて狭くなってしまうためにおこります。
    咽頭や気管、気管支、食道などの炎症や腫瘍などによっておきる場合と、誤って吸い込んでしまった異物によって気管支が狭くなってしまう場合があります。


    Φざ


    症状が軽いときには呼吸が速いくらいですが、横になるのを嫌がったりするようになれば要注意です。
    原因によっては喀血やよだれがでることもあって、胸のあたりを触られるのを嫌がります。
    運動をさせたり、興奮させたりすると呼吸困難がさらにひどくなってしまいます。

    激しく咳き込んだりしたために、肺胞に穴が開いたことが原因になります。
    また、わんこ同士のけんかや交通事故なども原因のひとつです。


    Ф史豈


    軽い症状のものなら呼吸が荒い程度ですみますが、重くなるとわんこは前足をつっぱるような動作をして呼吸困難をおこします。
    同時に咳が出たり発熱することもあります。もっとひどくなれば死亡することもあります。

    胸腔の内部をおおっている胸膜の炎症です。
    犬伝染性肝炎ウイルスや細菌、真菌などの感染によるものです。
    胸の腫瘍や外傷が原因になることもあります。


    軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)


    パグ、シー・ズー、ペキニーズ、ブルドッグなどの頭の短い短頭種に多くみられる病気です。
    頭の短い犬は、口の奥にある軟口蓋が先天的に長く、喉の入口付近に垂れ下がっているため、空気の通る道が狭くなって呼吸しにくかったり、塞がれる面積によっては呼吸困難が起きることがあります。
    これらの犬種の飼い主は、呼吸の状態を注意するように心がけましょう。

    【治療】
    症状にもよりますが、症状が重い場合は、内科的な治療ができないので、垂れ下がっている部分を手術で切除します。


    肺炎


    せきが出ることが多く、せきがひどくなると吐き気を催すこともあります。
    また、呼吸が苦しくなりゼーゼーという呼吸の音がすることもあります。
    呼吸数がいつもより速くなり、発熱(40℃程度)して食欲もなくなります。
    脱水症状をおこし、立つことを嫌がったりします。
    健康な時と比べて呼吸が速く、浅くなります。
    そのために酸素不足になるので頭部を伸ばして肘を反転させて、努力性の呼吸をします。
    首を伸ばすような時は、呼吸困難に陥っている可能性があります。
    重症になると、呼吸困難になって低酸素血症で軽い運動や興奮時にチアノーゼが見られ、横に寝ていることすらできなくなります。
    ウイルスや細菌による感染症がひどくなると肺や気管支に炎症が起きます。
    これが肺炎です。
    寄生虫やトキソプラズマなどの原虫の寄生によるものもあります。
    気管支炎の症状と似ていますが、こちらのほうが一般的に重篤です。
    特にジステンパーやケンネルコフなどにみられる症状で、咽喉頭炎や気管支炎などが悪化し、呼吸困難や発熱を伴う場合も多いので十分に注意しましょう。

    【治療】
    まず、感染を抑えるための抗生物質と、炎症を抑えるための消炎剤を内服させます。
    時には、薬を吸いこませる吸入療法も行います呼吸困難の症状が強い時、酸素吸入を行います。
    安静が基本です。肺炎にかかっている犬は、とにかく動かしてはいけません。
    静かで清潔な場所で注意深く観察してください。


    肺気腫


    急性のものは、急激な呼吸困難をおこして鼻や口からよだれや泡を出してとても苦しみます。
    場合によってはそのまま死亡してしまうこともある緊急疾患です。
    慢性の場合は、軽い運動で呼吸困難をおこしてしまい呼吸がふつうにもどるまでにかなり時間がかかります。
    疲れやすい病気なので、運動も散歩もつらいものになってしまいます。

    気管支炎や、腫瘍などで気管支が狭くなったりすると、まわりの肺胞が傷ついてしまいます。
    傷がつくと、肺胞がふくらんで空気が入ることになり、肺気腫になります。
    気管支炎や腫瘍が原因と考えられますが、ひどくせきをすることで肺胞が壊れ肺気腫になることもあります。

    【治療】
    気管支炎や腫瘍が原因の場合は、まず原因を取り除くための治療を行います。
    それ以外の場合は、安静にしてゆったりと休ませて様子をみるようにしましょう。


    肺出血

    胸部の外傷や異物吸引、犬糸状虫による血管障害、気管炎、肺炎などの炎症、腫瘍そのほかの原因で鼻腔や口腔から咳とともにあわを含む鮮紅色(せんこうしょく)の血液を排出します。
    この状態を喀血(かっけつ)といい、一部消化された胃内容物が混じった赤色で擬固性のある血液を吐く吐出とは異なりますので鑑別を要します。


    肺腫瘍


    肺腫瘍は発生部位、種類、大きさ、増殖速度、原発性か転移性か、二次感染の有無などにより症状はさまざまです。
    実際のところ肺腫瘍の犬の1/3は、飼い主が気づかないといいます。
    肺腫瘍単独で症状が発現する場合には病勢の進行した例が多いです。
    全身性の症状としては、疲労しやすい、食欲不振、体重の減少、発熱、呼吸速迫または呼吸困難、咳、喀血(かっけつ)などがあげられます。
    転移性肺腫瘍では原発の腫瘍の症状が強く発現し肺の転移病巣に起因する症状を示すことはありません。
    また一肢ないしそれ以上をひきずったり、腫脹や疼痛を生じた場合には、肥大性肺性関節症を併発していることがあります。

    肺腫瘍の多くは移転性腫瘍であり、原発性腫瘍の発生は比較的まれとされています。
    犬の腫瘍で肺に転移をおこすものには骨肉腫(こつにくしゅ)、乳腺腫瘍、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)、そのほかがあります。
    ほかの腫瘍と同様にその原因は明らかではありません。

    原発性の肺腫瘍は5歳齢以上に発生しますが、その大半は10歳齢以上といわれています。
    転移性肺腫瘍では原発部位や腫瘍のタイプによって発症年齢が異なり、骨肉腫の犬では比較的幼齢でも肺転移がおきます。


    肺水腫


    軽い場合は、運動の後にせきをしたり、苦しそうに口を開けて呼吸をする症状が現れます。
    重症になると、呼吸が浅く速くなったり、ゼーゼーと音をたてて呼吸したりしてせきもひどくなり、チアノーゼをおこして前足をつっぱった状態で呼吸することもあります。
    乾いた咳をしたり、血が混じった鼻水を出す事もあります。

    肺の中に水がたまってむくんでしまうため、呼吸ができなくなり、死に至ることもある病気です。
    僧房弁閉鎖不全に代表される心臓病によって起きる場合もあれば、気管支炎などの肺につながる気管の炎症から起きる場合もあります。
    刺激性のガスや薬物を吸い込んだ事が原因になってしまうことも。

    【治療】
    まず肺水腫になった原因(心臓病、感染症、そのほか)を特定することが治療の第一歩です。
    X線検査や心電図などで調べて治療を始めます。
    原因が特定されれば、治療法も定まります。肺水腫自体の治療法としては、肺にたまった水分を除去するための利尿剤による内科療法、呼吸困難の場合は酸素吸入などの処置を行います。


    肺膿瘍

    呼吸器疾患の合併症として発生します。
    原因には犬糸状虫(フィラリア)の肺血管への塞栓、細菌性気管支炎による浸出物、化膿性細菌による肺炎に併発したりします。症状は、肺炎と類以しています。



     



    コメント
    コメントする









    calendar
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2020 >>
    selected entries
    categories
    archives
    links
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM
    2008JUGEMキャラコングランプリ
    キャラクターデザイン:磯崎洋助/「おしゃれひつじ」