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犬伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん)

2016.01.20 Wednesday
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    JUGEMテーマ:わんこ

    【原因】
    イヌアデノウイルスの仲間の犬伝染性肝炎ウイルスが病原体(アデノウイルス・マストアデノウイルス属)。
    このウイルスは世界中に分布して,しかも環境中では比較的強く,数日から数カ月生存することができます。
    消毒にも比較的抵抗性で,アルコールや石鹸は無効ですが,アンモニ ウム塩以上の強さのものでは死滅し,さらに56Cでも死滅します。感染犬からは 便と尿の中にウイルスは排泄され,それが口や鼻から次の犬に感染します。
    症状が急激に進んで突然死するものから、症状が現われない不顕性感染まで、病気の形はさまざまです。
    単独では死亡率は10%程度ですが、混合感染が起こるとかなり高くなります。

    【症状】
    この病気は現在多くはないが,まれに激しい発症もみられます。
    感染後4-7日で発熱が始まり,元気がなくなります。
    この段階で熱が下がり,回復に向かう犬も 多いです。
    しかしながら,熱が少し下がってもそのまま元気消失が続き,肝臓や肺 が冒されてきます。
    激しいものでは肝臓全体が冒され,血液が便に出たり,皮膚 のいろいろな部位で点状出血や溢血斑(斑状出血)が起こったりします。肝臓が 冒されても軽度のものは3-5日で回復します。
    高熱と虚脱状態から急死する「突発性致死型」と、発熱や食欲不振、嘔吐、肝臓の腫大、黄疸が起こり死亡する「重症致死型」があります。
    発熱、角膜炎、鼻水などの軽い症状が2~10日間続いたのちに治癒する「軽症型」と、症状がみられない「不顕性感染型」に分かれます。

    【治療】
    ウイルスそのものに対する有効な治療法はないため、治療は二次感染の防止や肝臓の再生を促すための対症療法や補助療法が中心になります。
    二次感染防止には抗生物質の投与、肝臓の回復には強肝剤、ビタミン剤、ブドウ糖やアミノ酸などの輸液などが有効です。

    【予防】
    7種混合ワクチンの中に組み込まれているアデノウイルス2型ワクチンで予防可能です。
    アデノウイルス2型は後述のケンネルコッフの原因ウイルスですが,犬伝染性肝炎ウイルスも同じアデノウイルスなので,共通して予防可能です。

     


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