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犬パルボウイルス感染症

2016.01.20 Wednesday
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    JUGEMテーマ:わんこ

    【原因】
    病原ウイルスは1978年に最初に発見された比較的新しい犬パルボウイルスで,それまでには動物では他種のパルボウイルスとして猫汎白血球減少症ウイルスとミンク腸炎ウイルスなどが知られていたので,このような他種のウイルスが野生動物の中で突然変異を起こし,犬に激しい病気を起こすものになったと考えられています。
    このウイルスは強力なウイルスで,60℃に熱しても1時間は死滅しません。
    また,アルコール,クレゾール,逆性石鹸なども無効で,次亜塩素酸ナトリウム(ブリーチ),ホルマリンなどでようやく死滅するします。
    このため,環境中では数カ月以上生存できるとされており,人間の靴についてどこにでも運ばれる可能性があります。
    感染源は犬の糞便の中に排泄されるウイルスで,これが口や鼻から次の犬に感染します。
    ただし現在では最初に流行したときのような,犬が次から次へと感染する激しい発症はあまりみられません。
    これは,全世界にこのウイルスが広がったため,多くの犬が免疫を持つようになって,多くの犬が依然として感染するけれどもほとんどの場合は症状を示さない感染に終わり,まれに無防備な子犬が感染して発病するといった状況です。
    感染した犬全体のうち発病するのは20%以下,死亡率は1-5%以下とされています。
    しかしながら,病院に来る犬は症状が激しいため来院するのであって,そのような犬では死亡率がかなり高いのも事実です。
    また,一部の集団飼育施設で集団発生が依然としてみられています。



    【症状】
    通常は感染後2日で,元気消失,衰弱,嘔吐,下痢がみられるようになり,それから食欲が廃絶します。
    発熱はあったりなかったりです。
    通常この時期に病院を訪れ,検査により白血球の減少がわかることが多いです。
    感染後約5-7日で免疫ができるため,回復するものはその時期から快方に向います。
    すなわち,軽度発症の犬は発症後1-2日で自然回復し,中等度発症の犬は病院で補助療法を行って3-5日で回復します。
    しかしながら,下痢や嘔吐が持続するものは死亡することが多いです。
    また幼犬に多い過急性感染では,発症後1日程度で死亡するものもあります。
    8週齢未満で感染したものは心臓にウイルスが感染し,心筋炎という心臓の病気を示します。
     


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